Black Cats Fanatic's World

Robin of Sherwood-Nothing's Ever Forgotten

ロビン･フッドの伝説は映画からアニメに至る迄、何度も取り上げられて映像化されましたが、同作品もその１つ。1980年代に英国のTV用ドラマシリーズとして作製されました。他作品ではロビンは英国貴族か騎士として描かれていますが、この作品ではリチャード･"キップ"･カーペンターの原案によるケルト伝説を絡めた"森の神ハーンの息子であるロビン"となっています。またお馴染みのマリアン姫やリトル･ジョン、タック牧師だけでなく、某米国ロビンでモーガン･フリーマンが扮して物議を醸したサラセン人の元ネタと言われているアラブ人のナシールがロビンの仲間として登場します。

主役のロビンを演じるのは当時新進舞台俳優のマイケル･プレイド。"マリアン姫より美しい"と記事に書かれたロックスターばりのルックスと舞台で培われた演技力で他ロビンとは違う、妖精っぽいミステリアスな伝説の英雄を演じています。また"トランスフォーマー"のマーク･ライアンや"ベイオウルフ"のレイ･ウィンストンが各々ナシール、ウィル･スカーレット役で出演しているのも話題の１つ。因みにシーズン３ではショーン･コネリーの息子、ジェイスンが新しいロビンを演じています。
音楽担当はアイルランドのバンド、クラナド。エンヤの兄弟姉妹達のバンドです。透き通る声と神秘的な曲が番組にふさわしく、非常に見応えのある作品となっています。
残念ながら日本では全く放映されなかった様で私も英国版しか持っていませんが、上質の出来栄えのTV番組なので某国営放送で放映してくれないかなぁと未だに切望して止みません。
因みに国内で見られる(かも知れない)マイケルの作品は"デーモン･ギャラクシー/魔女伝説"、"殺しのミステリー"とエンヤのプロモビデオ"ケルツ"、"ダイナスティ"の何シーズン目かにマイケル王子役で出ています。